20110502 オーランチオキトリウム

金曜日から日曜日にかけて、石巻から気仙沼を見て廻った。直接の目的はJSTの共同研究者が立ち上げようとしている国産材を使った廉価で長寿命な復興住宅の企画会議と敷地検分、また気仙沼の友人に支援品を届けて復興住宅の説明することである。途中で我々の関係者が知り合いが現場監督をしている仮設住宅を外から見学。その方は新潟でも仮設住宅を建てた方なのだが、「あの後、玄関を向かい合わせに作った方がよいとか、いろいろ反省が出たのだが全く変わっていない。」と嘆かれていた。学会でも仮設住宅の配置や断熱性については、種々提案がされているのだが、現場監督レベルでは、「まったくそういう議論があることは聞いていない」とのこと。このことは後でもう少し整理して書きたい。
往きの車中、国会中継をやっていたのでずっと聞いていた。震災対応についてなかなか充実したやりとりだった。最初は福島出身の渡部恒三。地元だけに心がこもった質問・演説で心が揺さぶられる。つくづく政治家は言葉が命だと思う。答える菅総理の空疎なこと。
その後、田中康夫氏が、全住戸にPVをつけろだとかいろいろ提案したのだが、その中に「オーランチオキトリウム」を活用しろという提案があった。
小生が最初にオーランチオキトリウムを知ったのは、イスラエルの砂漠で研究している研究者の紹介だったように思う。簡単に言えば、非常に高効率で太陽光と水、CO2等から炭化水素を生成する藻なのだが、このところ「高効率」が現実的なレベルで高効率になってきたのだ。研究室の学生も、昨年卒業設計でテーマとして取り上げていた。田中康夫氏は筑波大学の渡邉信教授の研究を紹介していた。専門家の間では、ちょっとしたブームになっていた。
海岸線沿いの道を走っていると確かに海面が近い。この時期午前中は干潮なのだそれでも少し恐怖を感じる位海面が近い。人口減少や耕作放棄を考えると、新たな産業としてオーランチオキトリウムは一考の価値があるように思う。
さて、今回は3人の学生を連れていったが、彼らはどう感じ取っただろうか。