本気で5アンペア: 電気の自産自消
本気で5アンペア: 電気の自産自消
斎藤 健一郎 (著)
新聞の書評を見てポチッと購入。スマホになって何が変わったかというと、本の購買行動。
書評や会議で出た本をその場で検索・発注、翌日には配達されるのだから、未読の本が山積みになるわけだ。
福島で原発事故に直面した新聞記者が、東京転勤後に感じた電気に対する嫌悪感を感じたことから始めた5アンペア契約生活。つまり最大500Wしか使えない生活。この本の功績は、この5アンペア契約なるものが存在することを世に知らしめたことだろう。現時点でも、東京電力のホームページからこの契約を見つけるのはなかなか難しいのですが、料金表には確かに記載があり存在することが分かります。
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/kaitei2012/chargelist/index-j.html#sec02
5アンペアでの生活を実践する意味については、賛同も批判もある旨が書かれていますが、つまるころ人生とは、困難を愉しみながら乗り越えていくこと、と言いたかったのではないかと思います。彼の場合はそれが震災であり、原発であり、電気だった。
しかし住宅の無知に関しては、微笑ましいを越えて呆れるしかないのですが、おそらく一般の方の感覚はこういうものなのでしょう。むしろ我々の方が反省であります。