Notes

研究室5周年パーティ  集まり参じて人は変われど


2007年に早稲田大学に着任し、研究室を設けてはや5年。恩師の尾島先生が5年毎にパーティをされ、研究テーマとしても一つの区切りとされていたことに習い、先日、表参道にあるレストランで5周年のパーティを催しました。
この5年間の学部卒業生は49名、修士卒業生は21名(学部・修士は一部重複)。2012年度の予定も合わせると学部61名、修士31名、博士1名、現役の修士1年と研究生合わせて10名。高口研に所属した学生は、現役合わせ72名になります。手伝ってくれた秘書さん2名を合わせると74名。参加してくれたOB&OG、特に遠方より足を運んでくれた諸君、準備してくれた現役諸君、有り難う。楽しかった。
思い返せば大変恵まれた5年間でした。着任と同時に、民間企業との共同研究のお声がかかって研究の幅が広がり、エネルギー消費量の調査では全国調査委員会の幹事を仰せつかって全国の先生方とお知り合いになれました。また科研費や国の競争的資金を頂けたのも幸運でした。海外との共同研究では、シアトルのナップ先生やカンボジアのカノー先生らと充実した研究に取り組めています。建築学会関東支部の常議員や建築雑誌編集委員、全国大会の実行委員会委員も得難い経験でした。これも皆、集ってくれた皆さんのおかげです。
建築や社会のありようが変わると言い続けてきましたが、いよいよ表面的にも社会が大きく変わりはじめたと今年は実感しています。現在、注力して取り組んでいる、建築や都市と、社会や経済をシステムとして捉えて解決策を探る研究は、まだ始めたばかりで未熟ではありますが、こういう社会状況においては極めて重要だと信じていますので、成果が社会に活かせるよう共に頑張っていきましょう。