熊野遊木 五百生の家 プロジェクト
9月末、熊野遊木再訪。
熊野市の数ある入江の一つにある小さな漁村、遊木にある漁家。
ひときわ目立つRC造で、さぞ昔は儲かったんだろう。
この辺りはサンマ漁が盛んで、かなり遠くまで出かける船もあるようだが、最近は不漁で景気は良くないらしい。
この漁家も先々代までは漁師だったが、先代は漁師にならず、この家主は市街地で食堂を経営している。
現在の家主は、手広く商売をしているM氏。熊野には何度も行っているが、知らないうちにお世話になっていた御仁。
元の家主からこの家を入手した経緯は、それほど積極的なものではないが、商売人としての算段はあったのだろう。
ということで、前日に研究室で作った提案をプレゼン。OKということで翌日は早速解体工事。
研究室5人と僕の6人、ぷらすM氏の舎弟の高校生2人。研究室5人は男子2人に女子3人。男子は2人ともエバンゲリオンの体格(細身という意味)で、やや非力な構成。
M氏ももっと男を連れてこんかいとややご不満なのだが、いやいや、今時女子は男より強力なのです。男子も頑張りました。
朝9時から16時まで作業し、後半は疲れ知らずのラグビー部高校生の独壇場で、みるみる解体が進み、トラック二杯分の建廃を排出。
計算外は、用意してくれたチェーンソーが、壁下の金属のラスを切ってしまって、早々に戦力外。そこかしこに打ち込まれた5寸釘に大苦戦。釘をカットできるマルチソーを用意しておくべきだった・・・・。痛恨。道具大事。
プロジェクトは空家の再生、活用なのだが、地域の再生と地元の木の活用、商品開発含み。
乞うご期待。