Notes

2011.09.15 早稲田大学+名古屋大学合同ゼミ


合同ゼミホイ君の番です

総合討論
高口研究室は、2011年9月15日、(長いので改行します!)
名古屋大学大学院
生命農学研究科
生物圏資源学専攻
生物材料工学研究室と合同ゼミを開催しました。研究室は佐々木康寿教授、山﨑真理子准教授、安藤幸世助教が指導されているので、早稲田風にいうと佐々木・山﨑研となるのでしょうが、この呼び方からして国立名古屋大と私立早稲田大との文化の違いを如実に表していておもしろい。
学問領域が研究室名となるところは、その学問領域こそが連綿と続き、その担い手は時代によって変わるけれども、その学問は不変だという考え方に立脚しています。つまり、国家を支える重要な学問領域は不変であり、その基幹部分を支える人材を供給するという使命を体現しているわけです。
一方、私学早稲田では、教員個人が考える社会的使命を第1に考えます。ですから研究室名が「高口研」というように個人名となり、その先生が退職するとまったく新たな使命を持った教員が着任し、新たな研究室(学問分野)を拓く訳です。現実には、国立も時代の要請に敏感に反応せざるを得ないところもあるので、どんどん変化していますが、いずれも一長一短ありどちらが優れているかなどという議論は不毛ですが、国立と私学の違いがでて、面白いところです。
さて、合同ゼミを実施するきっかけとなったのは、
科学技術振興機構(JST)の研究領域「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」の研究開発プロジェクト「快適な天然素材住宅の生活と脱温暖化を「森と街」の直接連携で実現する」でまず共同研究者としてご一緒することになり、実は研究分野がかなり重なることが判明し(初期のころ、山崎先生から小生のに報目の黄表紙を昔拝見しましたと言われた時は、若気の至りの論文を思い出し、赤面してしまいました)、この度研究プロジェクトの研究打ち合わせと情報交換、次のミニラウンドテーブルの打ち合わせを兼ねたプレ・ミニRTの一部として合同ゼミを開催しました。
研究テーマはまさに山と住宅の垂直統合モデル(一気通貫)を、材料的に、また市場的、社会的に考えた際、どういうグランドデザインが描けるかという点でした。具体的グランド・デザインにまで議論は至りませんでしたが、問題意識が共通であることを再確認し、互いの得意分野を確認できたことは素晴らしかったと思います。
学際領域研究の重要性が指摘されて久しいのですが、この組み合わせは非常に幸運な出会いだっと思います。ちゃんと成果がさせるよう頑張りたいと思います。
さて、これは単なる偶然かもしれないのですが、こういう山の再生とかにかかわり始めると、関西出身あるいはさらに西出身の人がどうも多いような気がしてなりません。佐々木先生も大阪出身の山口育ち、山崎先生も大阪の八尾出身とのこと。安藤先生は福島のご出身でしたが。
さらに、生物材料工学研究室には、母校・高津高校(こうづ)出身の学生と遭遇。大阪ではそれなりの高校なのですが、それ以外ではマイナーな公立高校なので、こんなところでとお互いに喜び合ってしまいました。