サンゴバン国際学生建築コンテストにて林 賜紀さんら学生賞を受賞

萩原先生にお誘い頂いて、学生2名が2025年サンゴバン国際学生建築コンテストに参加しました。萩原研2名に加わって3名チームとなり、与えられた敷地で提案、One Click LCAを使ってLCA的観点から計画を評価見直ししてプレゼンせよ、という建て付けのコンペ。林 賜紀さんが参加したチームが4位相当なのかな? 学生賞を受賞。おめでとうございます。

Border Landscapes

早稲田大学・創造理工学研究科建築学専攻 柏木 聡子(萩原研)
早稲田大学・創造理工学研究科建築学専攻 林 賜紀(高口研)
早稲田大学・創造理工学研究科建築学専攻 寺門 美鈴(萩原研)

指導教員:早稲田大学・建築学科  教授 萩原 剛

※写真はサンゴバンコンペのHPより

2025年 オール熊野フェスタに参加

かれこれ10年以上共同研究からまちおこし支援(?)へと発展し続いている三重県熊野市でのイベントに参加。
三重大坂本研究室、近畿大学佐野研究室、地元縁故のアーティスト山川陸さんらとの合同事業。

基本は夏に開校予定の「熊野こどもだいがっこう」の宣伝を兼ねたチームビルディング、前哨戦。
こども大学校は、地元の商工会議所青年部が、田舎の地元には仕事がないと思い込んでいる現状をひっくり返そうと、小学校中高学年程度を対象に、地元の事業者の仕事を体験プログラムに仕立てて提供している。今年2年度目。

三重大が漁業、近大が大工、早稲田が林業・林産業を担当。
研究室が提供したプログラムは、毎年恒例となっている丸太切り競争と、製材所で出たはね材を葉書大に加工した、ハガ木絵付け投函体験。熊野こども大学校では、山に入って間伐、製材所での木取りを1日体験する。

丸太きりはリピーターも出る人気のプログラムなのだが、大学生とてほぼ初心者でまずはそこからたたき込まないといけない。
競争ということで、一応時間をはかっているのだが、一昨年と今年は高口が最速。なんか欲しいところだ。22秒。
参考値として最初にやるので、ノコギリの切れ味が良いのではないか疑惑がでて、途中で再計測して28秒。

最強の敵、現職の酔っ払いの木こりも登場したが30秒台でディフェンディング。

2025年度 研究室の集合動画

2025年は12名の卒論生を迎えました。

2025年度 研究員・学生

研究員

脇田健裕(理工研 客員主任研究員 研究院客員准教授 )
上野貴広(理工総研 客員准教授/北九州市立大学准教授)
原 英嗣(理工総研 客員教授/国士舘大学教授
木原己人(研究員)

博士課程

MOE KYI ZAW

修士2年

浅田 健
上原 結依子
金田 有人
鎌田 恵湖
小池 玲楠
齋藤 帆栞
佐々木 健貴
菱沼 朝陽

修士1年

松村 拓宙
佐藤 ちひろ
青木 沙綺
豊島 拓生
林 賜紀

卒論生

赤羽 和子
岩見 碧
内田 英里
汪 絵理
梶河 周眞
嵯峨 百香
杉野 公紀
孫 梨沙
⽥所 遼也
長尾 美花
松山 大祐
柳 成生

秘書

脇田 久美子

アジア都市環境学会にて論文賞・ベストプレゼン賞を受賞しました

芝浦工業大学で開催されました、第21回アジア都市環境学会に参加しました。
尾島研卒業者を中心に発足した国際会議ですが、近年は日中韓の都市環境研究者の幅広い交流の場になってきました。今回にて、会長が韓国の慶北大学の洪先生から、北九州市立大学の福田先生に代わり、主催団体もNPOから一般社団法人に代えて、全アジアをフィールドとする都市環境研究の中心にしようと、盛り上がりました。

高口はインドネシアの研究で、論文賞を受賞し、
MOE KYI ZAW、櫻井愛奈、陸嘉音は、Best Presentation Award を受賞しました。
(お気づきかもしれませんが、左の女性3人です!)

ISAIA2024 KYOTO に参加

京都工芸繊維大学を会場に、日中韓の建築学会が共催する 第14回 ISAIA2024 KYOTOに参加。
何人かの発表はベストプレゼンテーションにも選ばれ、実り多い学会。
韓国の旧知の先生方とも再会できてよかった。

しかし京都。9月なのにとにかく暑い。夜も暑い。



中川貴文准教授 日本建築学会賞受賞記念ウェビナー(6/18)

高口が代表をしている工務店フォーラムのウェビナー案内です。
耐震性の可視化で一世を風靡している京都大学の中川貴文先生が、日本建築学会教育賞を受賞されたのを記念し、最新機能や今後の展開、また教育ツールとしてのWallstatの今後について語って頂きます。

高口は後半のコーディネーターを務めます。奮ってご視聴ください。

■開催日時 :2024年6月18日(火) 15:00~
■プログラム:【第一部】耐震シミュレーションwallstatを使った木造住宅の耐震性理解のための教育活動
       講演 中川貴文准教授 受賞記念講演

       【第二部】トークセッション wallstatがつくる未来の木造建築
            対談:中川貴文准教授 × 鈴木 強氏 
            コーディネーター(一社)工務店フォーラム代表理事 髙口洋人早稲田大学教授

お申し込みはこちらのページから

バンドン SATREPS DeLCA Energy Workshop

インドネシアの建築研究所、インドネシア教育大などと、バンドンにてSATREPS DeLCA Energy Workshop を開催しました。オンサイトに10名ほど、オンラインに20名ほどが参加し、これからのアフォーダブルハウスの低炭素化について議論。モヤモヤとしたことがいろいろあったのですが、完全にとは言わないまでも、大分霧が晴れたように思います。

本来であれば、このようなワークショップをプロジェクト初期に繰り返し行いたかったのですが、パンデミックによってできず仕舞い。オンラインではやっているのですが、なかなか突っ込んだ話はやはり難しい。プロジェクト後半ですが、もう少し繰り返したいと考えています。

写真には、早稻田と東工大、広島大で学位を取得した(予定含む)研究者がおり、人的な繋がりが強化されるのもこのプロジェクトの良いところです。

ジャカルタでのパッシブ住宅調査

SATREPS DeLCAの一環で、ジャカルタ近郊の住宅地でパッシブデザインを取り入れた住宅を見学。
予算の関係もあり、徹底したとまではいえないが、エアコンをなるべく使いたくない、というそれなりの富裕層がいることの確認にはなった。

研究室の看板寄贈

2023年度の修了生が、研究室の看板を寄贈してくれました。
今はそういうことはないのですが、着任した当時、看板を直す金がない、ということで、前任の尾島研の看板にお手製の紙を貼ってしのいでいました。イラストは留学して修士3年と居残りになっている張さん。

※ その後に着任した先生は、ちゃんと看板を作り直してもらえているようです。

宮本君が第1執筆者とまとめてくれた「Relationship between Cooling Methods and Energy Consumption for the Development of Low-Carbon Collective Housing in Indonesia」がSustainbilityに掲載されました。

Indonesian urban population increase has led to increased energy demands and housing inventory shortages. The Ministry of Public Works and Housing (PUPR) supplies collective housing for low-income communities (MBR). The development of low-carbon collective housing has been thought to suppress the abrupt increase in household-sector energy demand and lead to mitigated greenhouse gas (GHG) emissions. In tropical climates, it is essential to reduce the dependence on air conditioners (AC) to suppress energy consumption. Therefore, to investigate the relationship between cooling methods and energy consumption, this study surveyed the energy consumption per household and classified the existing cooling patterns of ACs, fans, and window openings in collective housing with different income groups in Indonesia. The results confirmed that the use of AC increases household energy consumption. Meanwhile, the implementation of natural ventilation (NV) showed significantly lower energy consumption with a high thermal satisfaction of more than 80% during the day and 90% at night; thus, both energy consumption reduction and indoor thermal comfort improvement could be achieved through these methods. The findings of this study serve as a starting point for verifying the energy saving effects of air conditioning habits with the consideration of socio-demographic changes for the purpose of decarbonizing collective housing, including future predictions and energy simulations.

DOIhttps://doi.org/10.3390/su16041635
URLhttps://www.mdpi.com/2071-1050/16/4/1635/pdf

早稲田オープンイノベーションフォーラムに出展しました

早稲田の産学連携の紹介と新たなマッチングを目的とする早稲田オープンイノベーションフォーラムに出展しました。
2019年に第1回が開催され、2020年はコロナで中止、2021年と2022年はオンライン開催でしたが、本年度はようやく対面開催。
裏事情を紹介すると、早稲田大学は2018年に国の「オープンイノベーション機構の整備事業」に採択され、2019年からの3回はこの資金を利用して開催したわけですが、2023年にはこの事業も終了していて、完全に大学単体の自主事業。なので新規の共同研究にどう結びついたか、などが真剣に問われるわけですが、果たしてどうだったのか。

研究室では、デベさんとの共同研究とSIPで取り組んでいる建物EV連携の内容を紹介。
建築学科からは田辺研、有賀研、高口研が出展したがちょっと寂しい感じ。

写真は修士1年生の横倉君が説明してくれているところ。
準備から含めご苦労様でした。