宮本君が第1執筆者とまとめてくれた「Relationship between Cooling Methods and Energy Consumption for the Development of Low-Carbon Collective Housing in Indonesia」がSustainbilityに掲載されました。

Indonesian urban population increase has led to increased energy demands and housing inventory shortages. The Ministry of Public Works and Housing (PUPR) supplies collective housing for low-income communities (MBR). The development of low-carbon collective housing has been thought to suppress the abrupt increase in household-sector energy demand and lead to mitigated greenhouse gas (GHG) emissions. In tropical climates, it is essential to reduce the dependence on air conditioners (AC) to suppress energy consumption. Therefore, to investigate the relationship between cooling methods and energy consumption, this study surveyed the energy consumption per household and classified the existing cooling patterns of ACs, fans, and window openings in collective housing with different income groups in Indonesia. The results confirmed that the use of AC increases household energy consumption. Meanwhile, the implementation of natural ventilation (NV) showed significantly lower energy consumption with a high thermal satisfaction of more than 80% during the day and 90% at night; thus, both energy consumption reduction and indoor thermal comfort improvement could be achieved through these methods. The findings of this study serve as a starting point for verifying the energy saving effects of air conditioning habits with the consideration of socio-demographic changes for the purpose of decarbonizing collective housing, including future predictions and energy simulations.

DOIhttps://doi.org/10.3390/su16041635
URLhttps://www.mdpi.com/2071-1050/16/4/1635/pdf

ホーチミンのフローティングハウス

ホーチミン在の佐貫大輔氏のご厚意で、川縁に建つ個人住宅を見させていただいた。
立派なフレンチコロニアル風(たぶん。この写真の手前)の母屋の前庭を利用した若夫婦のための家。サイゴン川と幹線道路に挟まれた浸水域に位置するので、道路面からは1.5mほどFLが上げられた、親水害型の住宅。

一階は寝室で見せてもらえなかったが、収納に風呂場、トイレがある。二階はリビングとダイニング。周りをぐるっとテラスが囲み、建具を開放すれば周りの自然と一体化する開放的な空間となる。訪問時は室温30℃、湿度55%程度だったが、少し汗ばみはするが風が流れて、仕事をしたりおしゃべりするには問題ない環境。網戸が一部しかない(夜間に開ける想定の窓)ので、スプレーは必須らしい。

妙に親近感を覚えた佐貫氏。小さいアイコンで自分だと思って開いたら佐貫氏だった。
ベトナムとの縁は、未来開拓事業でハノイに作ったスペースブロック(設計はシーラカンスの小嶋さん)の担当者として常駐したことがきっかけらしい。自分もその前年に始まった同じ未来開拓事業で、富山の職芸学院に完全リサイクル型住宅の担当者として、島崎棟梁宅に居候していた時と重なるので、その背景もまた似ている。

早稲田オープンイノベーションフォーラムに出展しました

早稲田の産学連携の紹介と新たなマッチングを目的とする早稲田オープンイノベーションフォーラムに出展しました。
2019年に第1回が開催され、2020年はコロナで中止、2021年と2022年はオンライン開催でしたが、本年度はようやく対面開催。
裏事情を紹介すると、早稲田大学は2018年に国の「オープンイノベーション機構の整備事業」に採択され、2019年からの3回はこの資金を利用して開催したわけですが、2023年にはこの事業も終了していて、完全に大学単体の自主事業。なので新規の共同研究にどう結びついたか、などが真剣に問われるわけですが、果たしてどうだったのか。

研究室では、デベさんとの共同研究とSIPで取り組んでいる建物EV連携の内容を紹介。
建築学科からは田辺研、有賀研、高口研が出展したがちょっと寂しい感じ。

写真は修士1年生の横倉君が説明してくれているところ。
準備から含めご苦労様でした。

BECC Japan 開催、学生も発表

環境問題に関する行動変容に関する国際会議 BECC。これの日本版のBECC Japan が早稲田大学で開催されました。研究室からも、避難誘導の表現と、環境教育に関する研究を発表。基本はポスターセッションです。

伊東にてゼミ合宿

伊東にて二泊三日のゼミ合宿。
初日は午後からグランドを借りて学生考案の運動会。4チームに分かれてのチーム戦。
所属チーム初めての最下位・・・・悔しい。
戻ってBBQをしてたまたまその日が初日の伊東の花火大会をベランダから鑑賞。

二日目は午前中は卒論の中間発表、午後は学会の全国発表のチェックと発表練習。
夜はグループ対抗の料理対決。でもって夜はTRPGなるゲームにて懇親。
正解はコーヒーの頂いてお金を払って脱出だったらしいのだが、我々は室内にガスを充満させて火を付けて爆破、1人の犠牲で脱出ということで、面白いとご好評を頂いて一位評価。

最終日は裾野まで出て、バイオマス発電所の見学。

基本はチームワークビルディングなので、グループで協力して取り組むリクリエーションとお勉強。
もはやこの時期は暑すぎて外でのリクリエーションに適さなくなってきているので、来年は梅雨前にやってしまおう。

熊野 IHOKI BASE ウッドデッキ製作

前回の熊野出張で完成予定だったIHOKI BASAEのウッドデッキ。予定が遅れて学生のみで出かけて完成。
学生が設計して資材を発注、プロの手も多少借りながら概ね自分たちで施工。

ものは熊野の檜ですが、耐候性を高めるための塗料を塗った材、塗らない材で施工して、材料のショーケースと非核実験を兼ねています。
学生の皆さん、お疲れさまでした。