Notes

110103 市役所でのヒアリング


市役所の建設局のピーター氏にヒアリング。
シアトル市が公共建築でLEEDシルバーを義務づけた経緯やその効果、設計事務所に起きた変化など聞く。設計プロセスの変化は大きかったようで、非常に興味深い。また、公共建築では、負担増加分は1%~4%程度でシルバーは取得できているとのこと。また、設計のソフト的負担増についても補助金が出ているようで、その辺が日本とは違うところ。
この後の設計事務所でのヒアリングにより、どれくらい負担が増えそうかをああらかじめ申請し、それに対して補助金が決まるようである。機器の導入費用にのみ補助金がでる日本の制度とはここが少し違う。
しかし、通常のビルでは、負担増に対して特別に設計料が増えるということはないようで、競争力強化のための先行投資という位置づけ。設計料は同じなのに、計算や書類が増えて純粋に負担増となって疲弊している日本の設計事務所と同じ状況が起きそうな状況である。