20110830 フィードインタリフ いよいよ
8月26日午前、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案」が参議院本会議で全会一致で可決され成立した。太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス(生物資源)の5つの再生可能エネルギーで発電した電力を、一定期間、国が決める価格で買い取ることを電力会社に義務づけている。詳細は今後詰められ、来年7月1日の施行される。
我々、再生可能エネルギーの研究をしているものからすれば、待ちにまったというべきなのだが、先行国ドイツの例を見ても、フィードインタリフは失敗だったとの言説も見られる。
小野章政氏が抄訳した、ライン・ヴェストファーレン経済研究協会の報告書が、ネット上に流布し否定論者の根拠にもなっているが、少なくとも同じようなことがおきぬよう、制度設計を詰めなければならない。