2011.10.20 EcoViiki
一日講演をサボってヘルシンキ郊外のエコ住宅団地「EcoViiki」を視察にいきました。
英語の解説がココにありました。
この手の開発は、オランダやデンマークでも盛んに行われています。ヘルシンキ特有と思えるのは太陽熱利用が多いように見える点でしょうか。写真の集合住宅も、屋根に載っているのは温水器のように見えます。地域暖房が入っているでしょうから、どういうシステムになっているのか? 課金の仕組みがどうなっているのか? 興味が尽きません。帰ってちゃんと調べようと思います。
さて、ヒアリングをしたわけではないので、ざっと見た印象ですが、まずは高気密高断熱とパッシブ住宅を基本として、車の進入路と歩行者の動線を分ける、コミュニティガーデンを設けること、菜園を設けること、など北ヨーロッパの社会民主主義国家に見られるエコビレッジのボキャブラリーがほぼそろっています。密度的にはオランダのそれよりもゆったりと作られている印象を受けます。
写真の集合住宅以外にも、テラスハウスや一戸建てのブロックもありますが、敷地境界に高い塀はなく、菜園や庭園などにより緩やかに仕切られています。こういうのが日本で何故できないのか? いつも思いますが羨ましい限りです。