SIPの一環として行っている、既築ビルに追加できるEV-DERシステムの開発。
メインの開発はデマンドレスポンスなのだが、建物と連動させるということで、ビルオーナー側からの期待の大きい停電時給電試験。
年に一回の停電試験、非常用発電機の点検に乗じて、EVから実際に給電を試みる。
昨年はいろいろ不具合があったが、今年は期待通りの挙動。
停電時もEVからの給電で点灯するはずの照明が点灯せず、ごちゃごちゃとなったが、これは週末は点灯しないという追加のタイマー制御が行われていたため。でも、こういうのもちゃんと共有できていないと、いざ停電時に付かない付かないと大騒ぎしそう。
災害時に使いそうな諸々の家電、スマホなども使ってみたが、概ねEV充放電ステーションの性能通りの給電を達成。ただ、100Vのスポットクーラーは、定格の消費電力は範疇だったのだが突入電流が大きく、一発で給電システムが停止。もう一台のスポットクーラーは問題無く、また単相200V機の方も問題無く動いた。
全館停電は1日だけですが、引き継きデマンドレスポンスを想定した接続実験を続けます。




