Notes

民家・町家のゾーニング改修の技術開発 公開研究集会

民家・町家のゾーニング改修の技術開発 公開研究集会

 

研究の目的

本研究の目的は、民家・町家のゾーニング改修の方法論を確立することである。ゾーニング改修を行うには、まず対象とする空間を選定する必要がある。また、どのような空間を断熱改修の対象とすべきかを判断しなければならない。この研究を通じて建物診断方法、及び改修前後の性能評価の方法について、その雛形(一例)を示す。住宅の診断評価手法については、住宅医協会の「既存ドックシステム」をベースにして、その民家・町家バージョンの開発を目指す。また、住戸内での断熱改修では、住空間内に異なった温度域が存在することになり、湿度のコントロールが重要となる。次段階としては、結露を発生させない断熱改修壁、建具の試作(あるいは現在あるものの試用)、暖房機器の使用方法等を検討する。

 

研究集会のねらい

本研究集会での意見交換をふまえ、以下の6項目について知見を整理し中間報告を作成する。

  • ゾーニング改修の定義、必要性、課題
  • ゾーニング改修の実勢事例とその課題
  • ゾーニング改修にむけた住宅診断手法
  • ゾーニング改修診断調査の実施結果
  • ゾーニング改修による改善部位優先度及び熱的性能評価手法の検討
  • ソーニング改修の設計手法の課題整理

 

日時 : 平成27年3月12日(木)16:00~18:30

会場 : 早稲田大学西早稲田キャンパス55号館S棟第3会議室(東京都新宿区大久保3-4-1)

 

プログラム  16:00~18:30

16:00         開会                                                        高口洋人(早稲田大学)

報 告>

16:05    報告1「事例をふまえた課題提起01」  松井郁夫(松井郁夫建築設計事務所)

16:20    報告2「事例をふまえた課題提起02」  網野隆明(アルケドアティス)

16:35    報告3「事例をふまえた課題提起03」  清水利至(清水建築設計室)

16:50    報告4「建物診断手法に関する課題提起」森本周子(もりちか組)

17:05    報告5「ゾーニング改修の改修部位優先度及び熱的性能評価手法」

中島裕輔(工学院大学)

    <コメンテーターによるコメント>

17:25    「プラニング手法及び施工技術に関する課題」    三澤文子(MSD)

17:35    「熱的性能評価手法に関する課題」    辻充孝(岐阜県森林文科アカデミー)

17:45    「診断手法に関する課題」           滝口泰弘(WOOD AC)

18:55    意見交換

18:25    閉会

  •   コーディネーター

高口洋人(早稲田大学)、鈴木進(特定非営利活動法人木の家だいすきの会)

 

問合先 :特定非営利活動法人木の家だいすきの会  鈴木 進

申込先 :メール suzuki_susumu@kinoie.org  FAK 04-2926-5743