2011.09.09 HIROSHIMA 1958 を谷川俊太郎 さんと見る会

建築学会関東支部(私も企画委員ですので)では、標記のイベントを9月20日に開催します。
ご興味のある方は奮ってご参加下さい。
HIROSHIMA 1958 を谷川俊太郎 さんと見る会
第1部 9 月20 日(火)16:00~18:00
   「ヒロシマモナムール」上映会
場所 建築会館ホール(JR 田町駅歩5 分)
案内人 戸田穣( 金沢工業大) 山岸剛(写真家)
定員 200 名(当日先着順)参加費:無料
第2 部 9 月20 日(火)18:30~20:30
   「HIROSHIMA1958」を谷川俊太郎さんと見る
会場 建築会館中庭(JR 田町駅歩5 分)
講師 谷川俊太郎(詩人) 山岸剛(写真家)
司会 加藤詞史(建築家)
定員 200 名(当日先着順) 参加費:500 円
同時開催 「HIROSHIMA1958」 写真展
9 月13 日(火)~9 月20 日(火) 建築会館ギャラリー
シリーズ建築のみかた 第3回「ことば 写真 建築」
 古来建築は人々の生活を守るシェルターであると同時に、人々の営みや行為、活動や元気を映す鏡であったと思います。現在「建築」の置かれている状況はとても厳しく、建築を通して夢を語ったり、建築そのものに勇気づけられることが少なくなっているように感じられます。この背景には、建築の包含するものが多岐にわたり細分化していること、建築に求められる役割そのものが時代とともに変化してきていること、建築をとりまく状況をより複雑なものになっていることがあります。原点に、あるいは少し建築の外側に立って、建築が抱え込んでいる様々な課題について考えていきたいと思います。同時にそれが、私たちを励まし勇気づけてくれる建築の姿を描く一端になればと考えています。 
 3年目をむかえた本年は、「言葉と写真と建築」と題して、写真(映像)と言葉に着目します。フランス人女優エマニュエル・リヴァが戦後の広島を撮影した「HIROSHIMA 1958(インスクリプト刊2008)」を題材として復興期の都市の写真から言葉を紡ぎます。
 プログラムは2部構成。第一部はリヴァ来日のきっかけともなった広島を舞台とした映画「ヒロシマモナムール(邦題:24 時間の情事)」を鑑賞し撮影者の視点を探ります。案内人は戸田穣さん( 金沢工業大)と山岸剛さん(写真家)第2部では、「HIROSHIMA1958」を谷川俊太郎さん(詩人)山岸剛さん(写真家)とともに鑑賞、考え、楽しみます。
[HIROSHIMA 1958] エマニュエル・リヴァ 戦後映画を代表する監督のひとりアラン・レネの長編作品『ヒロシマ・モナムール』(公開時の邦題は『24 時間の情事』)が1958 年に撮影された。戦後の広島を舞台に、戦争の記憶と異文化の出会いを描いたこの傑作は、マルグリット・デュラスの原作とともに世界中の人々に親しまれてきた。自らも第二次大戦に苦悩したデュラスの平和へのメッセージは、今日さらに重要さを増しているとも言える。
 岡田英次とともに映画に出演したフランス人女優、エマニュエル・リヴァが、当時訪れた広島で撮影した写真が、2007 年発見された。1958 年当時の広島の子供たちを中心に、ロケの様子や当時の町が克明に記録されている貴重な写真である。6×6サイズのモノクローム写真で、撮影時期は1958 年の9月初めと思われる。技術的にも、また対象の選択においてもとてもアマチュアとは思えない、卓越した視線が伺える興味深い写真でもある。エマニュエル・リヴァは、これらの写真をカメラとともに大切に保管していたものである。 エマニュエル・リヴァ 1927 年生まれ。フランスを代表する舞台俳優・映画女優のひとり。映画出演作は70 本以上を数える。59 年アラン・レネ監督の「ヒロシマ・モナムール」(邦題 「24時間の情事」)に日本の俳優岡田英次とともに主演、不朽の名作として映画史に残るこの作品の広島ロケの際に、手持ちのカメラで、復興途上にある50 年前の生活の様子や子供たちを含む市民を撮影した。
■プロフィール
谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう/ 詩人)
1931 年12 月15 日(昭和6 年)東京府東京市(現・東京都)生まれ
1952 年、詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。1962 年『月火水木金土日のうた』で第4 回日本レコード大賞作詞賞、1975 年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982 年『日々の地図』で第34 回 読売文学賞、1993 年『世間知ラズ』で第1 回 萩原朔太郎賞、ほか受賞・著書多数。詩の他に作詞、絵本、翻訳、映画脚本など幅広いジャンルで活動。また中国など様々な国で作品が翻訳され世界的な評価も高く得ている。
山岸剛( ヤマギシ・タケシ/ 写真家/ 建築・都市・風景)
1976 年 建築写真作品に鈴木了二氏の≪金比羅プロジェクト≫や北川原温氏の≪中村・キースへリング美術館≫などがある。また建築と写真にかんするテクスト、対談、レクチャーなど多数。
その他「目黒川」、「静物1」、「静物2」(INAX 出版『10+1』website に掲載)など風景をモチーフとした写真作品の制作や、東京都台東区の依頼による写真アーカイブの調査研究も行っている。

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