Notes

SBE19Tokyo

実行委員として久しぶりにどっぷりと運営に参加したSustainable Build Environment 2019 Tokyo (SBE19Tokyo)が無事終了しました。
ご協力くださいました皆様、改めて感謝申し上げます。

ことの発端は、2017年に香港で開催されたWSBE2017に参加して、どうも日本人の参加が少ないと、嘆いているところに野城先生がやってきて、今、ニルスに日本でリージョナルコンフェランスをしないかと提案があったんだけどどう思うか? と聞かれ、やりましょうと返事してしまったこと。なので責任を取らないといけない。

関連して、東南アジアの研究者の集まる場がないというなかで、徐々にその中心がシンガポールになりつつある流れ(やや手遅れなのだが)を日本に引っ張ってこれないか、という下ごころもあり、「Challenges in Growing Countries」という サステナブルに関連していれば、 何でもありのテーマ設定をして間口を広げたりしてみました。

結果としては、約300名の参加者中約1割の30名が東南アジアからの参加者とまずまずの成果。

猛暑はそれなりに覚悟してはいたのですが、そのためにバカンス兼ねたEU関係の参加者もそれなりにあり、充実した国際会議となりました。

ことの発端でも触れたように、WSBE2020で日本の実情、先端の取り組み、建物をしっかり発表してプレゼンスを発揮するというのが本筋の目標でもあるので、引き続き頑張りたいと思います。

写真は高口ツアコンで開催した見学会。YKK80ビルを首都大の一ノ瀬先生(真ん中の大きい人)と日建の水出さんと本郷さんに案内いただきました。

東京都の条例もあり、屋上は緑化されているのですが、菜園部分はやはり緑化面積には含まれないとのこと。セダムなんか植えるよりよっぽど意義あると思うのですが、放っておいても根が残り来年も生える植物ではないと認めてくれないとのこと。なのでサツマイモ部分も条例の緑化面積には含まれません。この杓子定規の運用はなんとかしないと。

デルフトの先生が、屋上や外構の緑化は素晴らしいけど、室内にあんまり緑がないねえ~と、チクリ。その辺はウェルネスや生産性とも関連してこれからの課題かな。